多分上越で一番インドかもしれません。ガチでハードなエスニックカレーを食べてきました。そして天気の子を見てきました。
茶色い...。
南インドカレーだそうです。サラダ、ココナッツと香辛料と枝豆の和えたやつを生野菜にドンされてあって。混ぜてうふふな美味しさ。枝豆の中まで香辛料が染み込んでて、枝豆の風味と相まって非常に美味。野菜とよく合うのね。
カレーは(インドの南の地方の名前、忘れた)チキンのカレー。もはやカレーの概念にあらず。否、もともとカレーとはこういうものなのではないかと、コペルニクス的な思想転換に誘われる、そんな味。
辛くはない。しょっぱくて、何が入ってるのか僕の味覚では判別できないくらいの味、風味、エグみ。兎にも角にもエスニック。実と葉っぱが入っている。何かはわからない。
エスニックってこういう「なにかわからないけどこういうこと」を示す単語なんじゃないかしら。そもそも。
ご飯はビリヤニです。「Qビリヤニってなんですか?」「A炊き込みご飯です」「じゃあそれで」の注文からは想像もできないくらい、多彩で前衛的で全方位的な炊き込みご飯でした。たくさんの香辛料、干しぶどう、ドライフルーツ、クミン、何らかの動物的脂(豚って書いてあったかしら)、実、葉っぱ、パラパラサクサクなインディカ米。
乙嫁語りの焼き飯ってこんななのかしらきっと。
周囲を堅める副菜の数々。12種類。戦いは数だよ兄貴。一口サイズでも12種類あればそれだけでお腹いっぱいになってしまうというもの。味はわからない。だってエスニックだから。
大根のやつと、ゴーヤのやつと、ツナのやつが美味しかったな。全体的に美味しいのだけど、香辛料で味がわからない。わからないけど美味しいのはわかる。
味覚は経験値らしいです。培われていないエスニックでも美味しいと感じるということは、これは本当に美味しいんだなということ。
カレーと副菜とビリヤニを混ぜて、香辛料と香辛料をぶつけ合って、ガチでハードなエスニックをスプーンの上で。スプーニッシュ!(ソーーーゲイ!)
インドカレー屋さんは数多あるけども、もはやバターチキンカレーとかグリーンカレーは一般化されてしまった令和において、この南インドカレーというのはカレー界の奥座敷の風貌で堂々と僕らを迎えてくれます。
胃が温かい。インドってバーフバリみたいな動的なイメージがあって、インドカレーもそういう陽気で景気が良くて色鮮やかなイメージだったんだけど、
この南インドカレーは実に静的で、物静かで、視覚的主張はしないけどもしっかりと香辛料が強かったです。
まじで美味。あと身体がなんか喜んでる気がする。
きっとまた行く。ガツンと来る料理って依存性あるのよね。
天気の子のことを書こうと思ったけどカレーだけで1000文字超えちゃった。
連投するぞ。