よねろぐ!

新潟県上越市で活動中のサポートドラマー。音楽から超どうでも良いことまで幅広くカバー。美味しいものはすこしだけ。

アメリカ4日目、It's a Beautiful Day!編(日記233)

この日のロサンゼルスは雨だった。

天気予報通り昨晩遅くから降り出した雨は朝になっても止むことはなく、ロサンゼルスの街は珍しく濡れていた。僕たちは早朝ゴルフに勤しむべく早起きしたのだが、あいにくの雨に(どうする...?)状態ではあったものの「ここはアメリカ!前に進もう!」と、とりあえずゴルフ場へ行ってみることにした。

ロサンゼルスは気持ちを前向きにさせてくれる。

ここまでのブログ内で何度か述べたが、本当にカリフォルニアは雨が降らないらしい。当然みんな傘を持っていない。すれ違う人は本当に誰も傘をさしていない。なんかパーカーのフード被って自転車乗ってる人とかいるんだけど本当にそれで良いの?という感じがした。ゴミ袋を被って歩く浮浪者も見かけた。これが我々に与えられた福音となるとも知れず。僕らはゴルフ場を目指した。

向かった先はChester Washingtonゴルフコース。

日本でゴルフと言うとやや格式高い雰囲気があるが、アメリカでは週末にちょこっとやるスポーツの感覚らしく、ユニフォームも襟付きでなければだめというような縛りもほぼない。(格式高いコースも当然ある)この日の僕の服装もスキニーズボンに寝巻き用に持っていたフットサルで着るシャツ。それでOKだった。コースを回る値段も日本に比べて安価で40~50$くらいだったと記憶している。

ゴルフ場に到着。豪雨。しかしカートの使用はできないものの、コース中止ではないらしい。受付のスタッフが「...君ら、やるの?」みたいな半笑いで見ていた気がする。他のお客さんもニヤニヤしていた。そこら中に水たまりができているがとにかく前向きなマインドになっている僕らは決行を決意。そこでさっきすれ違った浮浪者のコーデを思い出す。ゴミ袋被ってやればよくね?

やったさ。写真はこの旅をアテンドしてくれたISSEI。ゴルフも上手いナイスガイ。

この雨でコースに出ているグループは僕ら2人と大音量で音楽流しながら回ってたパリピカリフォルニア人2人だけ。途中すれ違ったパリピが両手を上げて「It's a Beautiful Day!」と叫んでいた。ああ、なんて楽しいんだ。

コーススタートが7時過ぎ、だんだん天気は回復してくるらしい。そこまでゴルフコースを回った経験がない僕だが、Chester Washingtonはコースの左右が広いという印象を持った。上越でいうところの米山水源の広いホールがずっと続く感じ。あと隣のホールとの境界に木が少なく、パリピたちのボールがこっちのフェアウェイに普通に入ってきやすい。でも全然フランクで、そんなことは気にしない。やっぱり大陸は違うぜ。コースが広いとスライス癖のある僕も安心して打てる。

雨が降ったり止んだりの午前中。びちゃびちゃに水没したゴルフシューズでカートなしで歩く。15000歩ほど歩いたらしい。途中「コヨーテ注意」の看板があるあたりたまらなくカリフォルニアという気がした。

もともとベストスコア128のど下手な僕。この日は150から先を数えるのをやめたが、カリフォルニアでゴルフをするという夢も叶ったし、誰もしたことのない希有な経験をできたことに大満足な一日だった。

 

「一日だった」と書いて締めくくった気になっているがホールアウトの時間は10時くらい。早朝から動いたのでまだまだ一日は始まったばかりだ。このあとは一旦家に帰りシャワーと着替えを済ませた後、朝食とランチを兼ねたダイナーレストランへ行く。

ロサンゼルス旅もそろそろ4日目の折り返し。惰性でなんか終われない、まだまだ大きな山場が続くぞ。旅の振り返りにお付き合い願いたい。