よねろぐ!

新潟県上越市で活動中のサポートドラマー。音楽から超どうでも良いことまで幅広くカバー。美味しいものはすこしだけ。

月に叢雲、花に風(日記169)

全国的に見ても曇りが多いと言われている新潟県。珍しい天体ショーの機会も、厚い雲には敵わないようです。こういうものは見えたからと言ってどうということはない、って強がってみるも、本質は多分「何を観るかではなく誰と観るか」なのだ。

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写真は少し前に糸魚川で食べたチャーシュー盛りです。今日の話題と関係ないけど極旨かったことだけ、事実として書いておきたい。最近何もネタがない。

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原点にして頂点(日記168)

久しぶりに魚介のアーリオオーリオを食べた。海食ってるみたいで猛烈に美味い。塩加減、香り、味、五感の全てにダイレクトアタックされるくらい美味い。

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もう少し汁っ気があった方が好きかもしれない。もし、このパスタにもう少し汁っ気があったらこれはもはや海だ。海。イカと、カニと、エビと、ホタテとニンニクが泳いでいる海だ。生物は海から生まれ、海に還るのだ。

 

以上。

ある華族の昭和史(日記167)

大好きな作家、沢木耕太郎さんがエッセイ「旅のつばくろ」でオススメしていた書籍、酒井美意子さん著「ある華族の昭和史」を読んでいます。

平成生まれの僕には天皇家を頂点に頂く日本の「お家の階級」というものに当然馴染みがなく、そんな時代が、しかも歴史的マクロに見たらごく最近まで存在していたことに驚きでした。そして令和になった今においてもその系譜は続いている。

その系譜と簡単に書きましたが、遡れば鎌倉幕府から戦国時代に没落と隆興激しかった各国大名家が、秀吉が関白となった時代から徳川幕府に至り明治新政府の頃に大名から爵位へ変化していったその「お家」の人々がどのような暮らしをしていたのか、ということがかなり細かく記されています。政治や軍事の実権を握る特権階級、士族の上に位置した階級で公爵、候爵、伯爵、子爵、男爵のことを華族と呼んだそうです。この辺の歴史的な流れもかなり詳しく述べられています。

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旅のつばくろ(日記166)

新幹線に乗った際、前の座席の背もたれポケットに入っているJR東日本の冊子「トランヴェール」。そこに掲載されている沢木耕太郎さんのエッセイ「旅のつばくろ」が昨年書籍化されたというので購入し、読んでいます。

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僕は埼玉に住んでいた頃と新潟に帰ってきた後も比較的新幹線に乗る機会が多く、この「旅のつばくろ」を読むのが楽しみでした。あと各地の名所をめぐるみたいな写真付きのガイドのコーナー。ご自由にお取りくださいとも書いてあるけど、持って帰ったことは一度もない。そういうわけで、購入した書籍の方を読んでいます。

沢木耕太郎さんは歴史的名著と言ってもいい、深夜特急で知りました。深夜特急もドラマの方で、大沢たかお主演で松下菜々子がヒロイン、主題歌は井上陽水の「積み荷のない舟」ユーラシア大陸の地平線に沈む夕日と陽水のねっとりした曲がもの悲しくマッチしていて、とても印象的でした。

そのドラマを見たあと文庫版の深夜特急を、品川駅ナカの本屋で買いました。埼玉の鶴ヶ島に住んでいた僕。当時の職場が京急の青物横丁だったので、東武東上線で池袋へ出て、山手線で品川、京急へ乗り換えて青物横丁という片道1時間半のルートを約2年間くらい通勤で使っていました。途中、お台場の現場へ応援にいったこともありましたが、副都心線ができて東京メトロ東上線乗り入れが始まったくらいの時期だったと記憶しています。

その日も仕事が終わり、青物横丁から品川、山手線ホームに降りる途中にあった本屋にふらりと立ち寄ってなんとなく文庫コーナーを眺めていたら「沢木耕太郎」の札が飛び出ていてその先にあったのが深夜特急でした。立ち食いそばで「品川丼」がある山手線ホームの上です。文庫版の深夜特急は6巻で完結だったのだけど、4巻だったか5巻だったか、1冊足りない。店員さんに聞いてみたけど、在庫もない。とはいえせっかくなので有る分を全部買って帰路についたのでした。深夜特急はその後、新潟へ帰ってきてもたまに読む程度ではありますが、海外の街に、その旅をすぐ横で見ていたかのような感覚になれます。やっぱり4巻くらいのインド、パキスタン、トルコあたりが一番好きです。それはドラマで見たユーラシア大陸の地平線に沈む夕日に向かう一台の乗り合いバス、そこに流れる陽水の曲というイメージが僕の中で=深夜特急としてインプットされているからだと思います。

今回手に入れた書籍「旅のつばくろ」が出版されたのが昨年の4月。12月にNHKラジオ深夜便に出演された音源を聞きました。旅の本質は移動と遭遇、たしか沢木さんがそうおっしゃってて、なにか納得した気がしました。沢木さん=深夜特急の僕にとって、やれユーラシアだの、やれインドだ、ギリシャだ、ハジャプールだ、ベナンだのと海外の地名が並ぶ「それ」が「旅」だと思っていた。つまり世界のどこか都市や街へ赴いて見聞してくるワールドワイドな規模のものが「旅」だと思っていた。

けど、沢木さんの言うように移動と遭遇が旅の本質ならば言ってしまえば高田駅を出発して直江津駅のハイマートでお弁当買って、また電車で高田駅へ帰ってくるだけでも十分「旅」だし、高田城址公園のスタバからスポーツセンターの体育館、図書館のところを曲がってオーレンプラザの裏側を抜けてテニスコートに出、戻ってくる小1㌔くらいの散歩だって、旅って呼んだっていいんじゃないの?と思った。これは昨晩、中華が食べたくなってある店で麻婆豆腐定食を注文したら思いの外ボリュームが多くて帰宅までにお腹こなさなきゃって散歩したルートなんだけどさ。あれだって旅なわけです。遭遇、という遭遇はなかったけど薄暗いお堀沿いの小道を歩いたら僕の歩幅に合わせて何らかの生物が水に飛び込む音がしていたことくらい。

少し話がそれますが不思議なもので、ゴールデンウィーク中、過去に5巻くらいで止まっていた森薫さんの「乙嫁語り」が急に読みたくなっていま出ている13巻までまとめ買いして、久しぶりに見たカルルクかアルさんやアミルの兄貴たちがちょっと仲良くなってて安心して、ふんわりと「中央アジア」の雰囲気を味わいたく深夜特急の4巻シルクロードを読み返して、ふと調べたら沢木耕太郎さんが今回の「旅のつばくろ」が書籍化されたという情報を得た、というのが一連の流れだったのですが、

なにか導かれていたようなそんな気がするのです。そんなこたぁないのかもしれませんが。

深夜特急も旅のつばくろも、昨今の情勢で旅がしづらくなってしまった僕らの心の隙間を埋めてくれるのに丁度よい素材だと思うのです。GoogleMapで沢木さんの旅の足跡をたどり、ストリートビューで景色を楽しむ。ある高校では机上旅行部なる部活もあるらしく、僕も思いつきでやってみたのですが結構楽しい。

同時に、世界中を網羅してるであろうGoogleMapとストリートビューでも未だ踏破されていない場所が多いことに驚きました。インド・パキスタン国境やイスラマバードのあたりなんて正にそうで、360度カメラを買ったばかりであろうパキスタンのおっさんが車の中で撮ってみたら投稿されちゃった、みたいな写真もあってちょっと楽しいです。

 

さて。

沢木耕太郎さんの作品はスマートでとても読みやすいので大好きです。ここへ来て僕の中で本を読むことがまた好きになってきたので、しばらく読みたいと思ったものを読む期間に入ろうかなと思います。

旅への憧れってあったと思うんですよね。飛行機は乗ったことないし、大きい船も1度、佐渡へ行くときに乗ったっきりだし。

 

でも旅への憧れって、あると思うんです。

栄の活躍(日記164)

先日の日記で松山勘十郎さんについて書いたらご本人がチェックしてくれたようで、まさか想定していなかった事態に選ばれし者の恍惚と不安にかられましたが、とても優しいリプを頂きました。

こういうお人柄に心底感動し、尊い気持ちになりました。ありがたいです。これからのご活躍も期待しながら追いかけていきます。本当にお優しい。

「また会える保証はどこにもない。全てのイベントは奇跡の連続で構成されています。」この一文に特に感動しました。

前の記事で書こうと思ったんだけど内容ブレるからやめたことを書きます。

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プロレスを見に行きました(日記163)

いやはや、こんなことってあるんですね。

プロレスラー、松山勘十郎選手。歌舞伎役者のような出で立ちでコミカルなムーブ、ダメージより笑いにウェイトを置いた楽しい必殺技、柔軟で上手な受けが特徴な選手でYouTubeTwitterでゆるっと追いかけていました。そんな松山勘十郎選手が新潟プロレスの興行に出場するというので、ふんわりと、何も考えず「あー来るんだー」とツイートしたらご本人より熱い返信を頂き、これでもバンドマンの端くれ、ステージに立つ者としての魂というか血潮というか、沸き立ったのでした。

 そうだ、僕たちバンドマンも昨年から苦しい悔しい想いをしたきたじゃないか。あると思ってた「またこの次」はいとも簡単になくなってしまう。全くその通りなのです。ましてこの方のようにプロで興行をしている人たちは、僕らのそれとは比べ物にならないはず。この松山勘十郎選手の「来た方がいい」に心打たれ、その日のうちにリングサイド席を予約したのでした。

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