よねろぐ!

新潟県上越市で活動中のサポートドラマー。音楽から超どうでも良いことまで幅広くカバー。美味しいものはすこしだけ。

鶴ヶ島の思い出(日記195)

学生時代、東武東上線鶴ヶ島駅の近くに住んでいた。上からも横からも真四角に見える学生向けのアパートは築浅の割に家賃が抑えられていて、気に入った物件だった。

アパートの真ん前に「古き良き中華料理屋さん」というイメージがピッタリの「珍来」という中華屋さんがあった。カウンターが赤くて、メニューが手書きで、ちょっと古い。店主のおじさんとおばさんが優しくて気さくで、ラーメンとチャーハンのセットが900円とお得に食べられ、味も美味しかった。

ラーメンもチャーハンも、正統派なあっさりした見た目の割に香油が強めに効いていて、美味かった。定食を頼むとついてくる目玉焼き。おつまみに出してくれるお豆腐には醤油ではなく中華風のタレがかけられていた。瓶ビールを頼むと出してくれるメンマ。マーボー豆腐にチーズを入れた前衛的なアイデアメニューも、ハズれなく美味かった。中華風のネギ入り卵焼きにハマったのはこのお店のお陰だ。

 

今日、ふとそんなお店を思い出しグーグルマップで検索してみた。まだ営業しているようだ。ストリートビューで当時を懐かしみながら、珍來のレビューを読むと高評価が多く「おじいちゃんとおばあちゃんがやっている美味しい町中華」と、心温まるレビューを見つけた。少しうれしい気持ちになった。

鶴ヶ島を離れてもう6年。当時の「おじさん」も「おばさん」もこのレビューによれば「おじいちゃん」と「おばあちゃん」になったそうだ。

 

この街は懐かしい思い出がたくさんあるので、たまに話題にしたいと思います。