よねろぐ!

新潟県上越市で活動中のサポートドラマー。音楽から超どうでも良いことまで幅広くカバー。美味しいものはすこしだけ。

初めての佐渡は想像以上に温かく、熱狂していた(日記24)

 佐渡ヶ島へ行ってきました。

 実は人生初。地元に直江津港があって佐渡汽船の定期便も出ているのになぜか行くことがなかった場所です。ちなみに初の「島」でもある。

 なんで行くことになったかというと、新潟市のライブハウスCLUBRIVERSTで知り合った佐渡のロックバンド「ボーフラ」が佐渡でライブイベント企画して、そのイベントにツアーで回っているマチカドラマが出演するっていうので同行させて頂いたわけです。

 

 最初に書いとく。

 車と宿と食事の段取りから旅のエスコートまで全部してくれたボーフラのみなさん、本当にありがとう。本当に忘れられない旅になりました。出演者もお客さんも一体になって楽しんでいる佐渡の音楽シーンにとても興味持てたし、貴重な出会いもありました。きっと、というか絶対また行きます。

 佐渡のみんなのホスピタリティと愛情に感動したのさ。

 

 

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  上越には直江津港があって、1日3便(くらい)佐渡行きのフェリーが出ているのですが今回はマチカドラマに同行させてもらうためまず新潟港へ。曇り空と強風で結構寒かったです。

 初のフェリーだったので探検や強風を使ったTM.Revolutionごっこやりました。が、いかんせん飽きてきたので、食堂へ。

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 2時間くらいあるんですよ。船の中もそれなりに暇なので飲みますよね。リバーストオーナーの小林さんから貴重なお話を伺いました。マチカドラマの3人は客室で横になってました。

 新潟港の売店でおつまみとかお酒とか買ってきたんだけど、フェリーの売店もなかなかの品揃えで、料金もそこまで高くないし良心的です。あと椅子より窓側のソファーの方が揺れない気がします。こう、ゆっくり上下する景色と一緒に動く自分の重みで酔うんだと思います。これ横になったら駄目なやつなのでは。

 

 

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 そんなこんなで佐渡上陸しました。一回吐いたけどなんのことはない、余裕です。Easy!佐渡も結構強風で寒くて、山のてっぺんには木に降り掛かった雪が残っていました。桜がちょうど満開で。菜の花も咲いていてとてもキレイだった。

 マチカドラマがリハしてる間、僕ら「その他」の同行者はボーフラが用意してくれたお宿で休憩。ライブハウスまで徒歩数分。最高の場所を取っていてくれました。

 

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 会場は佐和田にある「ライブハウスagain」僕らの知ってる”ライブハウス”とは違くて、スナックのステージみたいな感じです。ママさんがすっごく面白くて明るくて元気だ!機材持ち込み、設営自分たちのハンドメイド感は糸魚川を彷彿とします。

 実際、最初にボーフラのGt.ぽんちゃんから佐渡のイベントの話聞いた時、すっごく糸魚川にシンパシーを感じて、これは見てみたいなと思ったのが今回のきっかけです。

 学生の頃からどうも頭の中に「地域活性」っていうワードがずっとずっとあって、音楽のイベントで何か地域が活気出れば素敵だなぁっていうテーマみたいな、お題?みたいなものが何するにもチラついていました。

 僕が糸魚川を好きなのはまさにそこで、「イベントやるよ!」って誰かが言ったら「よっしゃ!」ってノッてくれる、僕はこういう人たちを「踊らにゃソンソン勢」と呼んでいるのだけど、そういう人たちが佐渡にも居そうだなって思って。

 あと打ち上げの料理がすごいとも聞いていたのでこれは行かなきゃと!

 

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 小さいステージでもマチカドラマは圧巻。ただあきの声が調子悪かったのが残念だった。早く良くなれ...。

 ボーフラほんとすごかった!写真撮りたかったけど人ぱんぱんで全然前に行けなくて、熱くて、後ろの方でママさんとモニターで楽しんでました。

 

 ライブを通して、佐渡アツイなぁ!って一番思いました。出演者さんもお客さんも、みんな全力で楽しんでいる。そしてみんなちょっとだけ個性的なのはやっぱり島だからなのかしら。コールアンドレスポンスの素晴らしさたるや。子供もおっさんもママもみんなすごく楽しそうで、仲間はずれが居ないんですよ。みんな勝手に楽しんでいるのがちょっと感動しました。心の扉なんてなかったんや。

 出演したバンドさんもかっこよかった。ここでいうかっこよかったってちょっと意味違くて、「俺たち楽しんでるからみんなも楽しもうぜイエー!」を地で行くかっこよさ。素直な感じというか。とてもピュア。

 機材が独特なのは島だからなのかしら(ディスってないよ)

 

 

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 打ち上げに参加させてもらいました。

 さてこの刺盛り。美味しそうでしょう。打ち上げでこれ出るんです佐渡。最強かよ。

 ライブハウスに似つかわしくないナマモノが登場しました。あと寿司とオードブル。すごい...。そういえばライブの転換中にも寿司桶が回って巻きずしを食べたんだけど、これって佐渡のカルチャーなのかしら...。

 そして月曜日の朝4時までばっちり打ち上げしてるこの人たち何者だ。最後まで結構な人数居た気がする。お土産で持っていた岩の原ワインも気持ちよく飲んでくれました。

 佐渡のひと、すごい...。

 

 さて翌朝。宿でぐっすり休んで10時にお迎えが来てくれました。

 そう、お迎え来てくれたんです。佐渡の人のホスピタリティ最高すぎる。

 2日目のランチ会場へ連れて行ってくれました。

 

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 ランチ会場は今回の旅の目的と言っても良い、ボーフラ激オシのお寿司です。

 こちとら上越民、食にうるさい新潟県民がね、お寿司ごときでね、舌鼓をう....

 

ウマーーーーーイ!

 

 まってすごい美味い。そして安い。鮮度と脂が違う。シンプルなのに。イカってこんなに美味かったか。カンパチがとろける。

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 のどぐろ。

 都会では高級魚とはいえ新潟県内では割と食べることができるけど、この香りよ。皮が炙ってあってほんのり温かくなって、本当に美味しい。至福。

 

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 中トロ。このきめ細やかな脂ですよ。身が厚いの。まぐろの味が濃い。唸る。よねじ唸る。幸福感を口内だけに留めることができない。

 

 負けました。(また来ます)

 

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 帰りの海はとてもキレイで鮮やかで、かもめがお見送りしてくれました。

 出港時の切な目のメロディーにうるっときたのはここだけの話。佐渡、夢みたいな時間だったな、楽しかったし、温かかった。この切なさはなんだろうって思った。なんか寂しいような、そんな気持ち。また来よう。次は「ただいま」って言えるように。

 

もう、最初に書いた通り

車と宿と食事の段取りから旅のエスコートまで全部してくれたボーフラのみなさん、本当にありがとう。本当に忘れられない旅になりました。出演者もお客さんも一体になって楽しんでいる佐渡の音楽シーンにとても興味持てたし、貴重な出会いもありました。きっと、というか絶対また行きます。

 

 ありがとうボーフラ。ありがとうマチカドラマ。ありがとう佐渡

 (ゴールデンウィーク行こうかな)