Jimmy eat worldというバンドが好きです。
出会いは15年くらい前の中学2年生、14歳の頃だったと思う。
当時ALT(”assistant language teacher ”英語助手教師のこと)で僕の中学に来ていたJoseph Mecha先生がバンドを始めたての僕に教えてくれたのがこのJimmy eat worldのSweetnessという曲。
シンプルだけど軽快でパワフルなリフ、サビ前のキメ、ちょっとだけ切ないメロディ。このモテなさそうな、ちょっと田舎者っぽいルックスもいいよね。
当時はまだインターネットが普及していなかったし、YouTubeさえ存在していなかった時代にこういった海外のロック・バンドとの出会いは貴重そのもの。
Mecha先生自身もバンドマンであり、新潟県の山奥で知り合ったバンドに憧れを持つ僕らバンドキッズにいろいろな影響を与えてくれた。先生はスカやパンク系のバンド出身だったので、山奥バンドキッズである僕は当然影響を受け、おすすめされたKEMURIのアルバムは何度も聴いた。
KEMURI、Hi-STANDARD、SNAIL RAMPが当時の僕の3大巨塔だった。
思い返すと「音楽を聴く」スタイルもだいぶ変わったなと思う。
当時は誰かが仕入れたバンドの情報をもとにCDショップでCDを買って、ワクワクしながら家へ帰って、フィルムを開けて、歌詞カードとアーティストの写真を眺めながらたっぷりと最初から最後まで全部聞いていた。アルバムは3000円くらいしたから、いざ聴いてみてそんなにぐっと来ないものはお財布に大ダメージだった。
今やまずyoutubeで曲を聴いて、いいなと思ったらiTunesストアかAmazonデジタルミュージックで検索かけて、アルバムじゃなくてその曲だけ買って聴くことも可能だ。これってすごいことだと思う。そりゃCD屋さんはなくなるわけだ。
余談だけど今はなくなってしまった高田本町の多田金のおじさんはすごい人で、高校生くらいだったか、DREAMTHEATERが聴きたくて聴きたくて、でも情報は何もなくて、「CD屋さんの店員さんに聞いてみよう」と行ってみたら「ドリムシならこれだね」と言ってImages & Wordsを普通に売ってくれたり、
「チャゲアスとジブリのコラボしたMVの曲が知りたい!」と言ったら「えーっと、曲名、えーっと....」といいながらちゃんと覚えていて教えてくれたり(ON YOUR MARKという曲でした)、そういう人間googleなところがあった。CD屋さんってやっぱりそういう情報を蓄積してるものなんですかね。
30歳を目前にした今でもまだ僕の心を癒やしてくれるし、音楽って、バンドって良いなと思わせてくれる一曲です。
色あせない。