麺、が食べたいときってあるじゃないですか。特にちょっと暑くなってくると冷たい麺が。かといってお蕎麦屋さんやうどん屋さんはなんかちょっと違うっていう日。
つけ麺ウェルカムな胃の日ってある。そんなとき上越には頸城大勝軒があって嬉しい。あの大勝軒の味が上越で食べられるのだ。
お店を見ての最初の印象は「いつやってんだここ」だった。あまりいいイメージではなかった気がする。なんか、有名店の看板掲げちゃってるけど絶妙な暗さと古さがいかにも怪しかった。
上越に来てそろそろ4年。国道8号を通るたびにその怪しさを感じで食わず嫌いしていたのだけど、1年、2年、3年と過ぎたあたりから「そういえば怪しいくせに潰れないな」と思うようになってきた。
入ってみよう。そう思ったのは割と最近だった気がする。
大勝軒のノレンに釣られて初めて食べたのは西武池袋線保谷駅の駅前にあった保谷大勝軒だった。都内でもちょっといい感じに田舎な、開発途中の駅前に西友と果物屋があったあの保谷駅はちょっと思い出があって、一時期通った。
ぶっちゃけ保谷の大勝軒で食べたラーメンは美味しくなかった。たぶん何らかのミスがあったんだと思う。麺がでろでろに溶けてた。でもスープはうまかった記憶がある。
今これを書きながらちょっと調べてみたら、移転したのが2011年。お店が新しくなっていた記憶があるので、多分この年に食べたんだと思う。とても混んでいた。
そんな最初の出会いの大勝軒。都内にあるイメージが先行していたので、上越でそのノレンを見たとき「ほんとにぃ？」と疑ってかかっていた。が、上記の通りその身勝手な疑いは紐解かれ、食べてみようと思い立つに至った。
さて。実際食べてみるととても美味しいのです。まず麺がつるつるしててめっちゃうまい。あとスープがあっさりしてて、甘しょっぱくてうまい。めっちゃ合う。調味料マジック。スープがちょっと冷たくなると美味しくなくなるパターンあるけど、大勝軒はそれがない。
甘くてしょっぱくて少し酸っぱくて、ほんの少し辛い。卓上の七味とか辛みそ（？）とかにんにくとか胡椒とか、その辺入れて味変してもめっちゃうまい。
具もうまい。味玉にめっちゃ味しみてるし、チャーシューもスープを壊さないくらいの具合でめっちゃうまい。メンマもうまい。
お店の雰囲気はちょっと独特だけど店員さんめっちゃいい人でやばい。なんか、こっちのプライベートに入ってこないけど愛想が良いちょうどの距離感で居心地めっちゃいい。集中してラーメン食べられる。
お店で流れてるプロレス試合もいい。そう、このお店の独特さってこの、多分店長さんがめっちゃプロレス好きなんだろうっていう部分で、店内では100％プロレス流れてるんだけども、そのプロレス試合も新日UWF対抗戦の時代のが流れてて、現役の猪木藤浪前田組長のあの辺の試合が見れるのもやばい。
あの時期のプロレスファンって歓声のレベルが違うよね。めっちゃうまいつけ麺食べながらめっちゃすごいプロレス見れるの。闘魂注入されちゃうよね。
というわけでこのところ2週に1回は食べてる頸城大勝軒についてでした。
ここ最近で一番のラーメン屋さんだ。ずっと愛したい。
思い出したからもう少し書こう。
埼玉に住んでるとき、バイト先テナントの1階に入ってた青葉っていうお店。大宮駅の近くにもあるはずなんだけど、あそこのつけ麺もまた食べたいなって思い出してる。青葉も麺がつるつるしてて美味しいんです。
上越にもできないかな。
多分めっちゃ流行ると思う。
