よねろぐ!

新潟県上越市で活動中のサポートドラマー。音楽から超どうでも良いことまで幅広くカバー。美味しいものはすこしだけ。

やっぱりdreamtheaterは最高である(日記64)

 Amazon Music Unlimitedでたくさん曲を聞いています。最高だよAmazon。僕の生活はAmazon楽天に支えられている。

 コピバンに誘われることが多くなったのでUnlimited会員になってみたんだけど、これが素晴らしく便利である。もともとプライム会員でもあったしね。無料期間もあってお得だ。

  CDの時代は終わった、とか、これからはプレイリストの時代だ、とか言われてたのは知っていたけど、ここまでオンラインの便利さがあるとは思ってもみなかった。そして月額制の時代でもある。今更、な話をしているのは重々承知しているぞ。僕にとっての今は今この瞬間なのだから。

 そしてdreamtheaterの新譜Distance over timeを聞いている。

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 発売日は今年の2月22日。同級生のたけじの誕生日だ。

 僕とdreamtheaterの出会いは高校生の頃なんだけど、当時ネットもなかった時代。ページャーユーっていう上越のライブハウスでdreamtheaterのコピバンさんが(それだけでも奇跡なのだけど)練習しているのを偶然聞いて、「これなんていうバンドですか?」って教えてもらったのがはじまり。そうか、ドリームシアターっていうのか。

 それから確か、高田本町のCD屋さん多田金で買ったのはSeasons from a memory。

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  メトロポリスパート2のメロディーを聞いていると高校生2年の夏休みの暑さと舗装が焦げた匂いがむせ返るくらい、いろいろ思い入れがあるアルバムでずっと聞いていた。当時もバンドやってるのに女子からなんの支持も得られていなかったのは良い思い出である。何も変わっちゃいない。

 レンタルで借りたTrain of thoughtは本当に名盤。これは夏休みが終わった2学期に聞いていたからよく覚えているんです。

 

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 vacantの絶望メロディーを聞いて、よく遅刻していたから。

 このtrain of thoughtのテクニカルで、切なくて、邪悪で、絶望的で、でもどこか救いがあるような曲たちのフィーリングが、新譜Distance over timeに存分に込められていて、僕の心は高校生に戻ったかのように嬉しくて感動しているんです。

 すべての記憶をなくしてもう一度dreamtheaterと出会ったかのような、そんな感覚。

 特に気に入ってるのがAt wit's end。こういうのに弱い。ペトルーシの鬼リフに淡々とマンジーニのビートが乗っていて、ルーデスのピアノが険悪に居る。

 縦がバチクソ合っててずっと首を振っていたくなるリフなのに、Bメロあたりから急に「救済」へ向かっていくこの作り方はまじでドリムシならではのもの。メロが壮大で気持ち良くて、ちょっぴり切ない感じ。

 たぶんDjentみたいに、ギターリフに全部バスをあわせて刻むことはできるんですよこの人達。でもあえてやらない。ギターリフだけ単体で浮かせることでプログレ民が大好きな「なにやってるかわかんないけどハチャメチャにかっこいい」の完成です。

 「さんざん切ない思いしてたのに、今更かっこよくならないでよ」と言いたい。普段はそっけないし、じゃじゃ馬っ気あるのに、得意分野で決める時はこの上なく決める。身近な存在なだけに、その人の一番輝いている面を見てしまうとあっけにとられてしまうような。そういう女性と出会ってみたいわ(あわよくば)

 匂わせておいて、ソロでバチコーーーンと決めてくるのです。

 

 

 いやはや、やっぱりドリムシはすごい。かっこいい。音楽と向き合って走り続けているこのおっさんたちがとても愛おしい。

 もう少し掘り下げて聴き込んで、ラブリエの歌詞の意味とかも触れてみよう。