よねろぐ!

新潟県上越市で活動中のサポートドラマー。音楽から超どうでも良いことまで幅広くカバー。美味しいものはすこしだけ。

アメリカ6日目、LAS VEGAS編4部「THE BUFFET」(日記239)

ラスベガスの朝。相変わらず天気が良くてさっぱりとした心地よい朝だ。まだ空気は冷たいが、日当たりに出るとじわりと汗をかくくらいの強い日差し。朝でこれなら日中は暑くなりそうだ。半袖を着てきて正解。

さてこの日は早速食べ物の話をするぞ。

ラスベガスといえばBUFFET(バフェ。いわゆるビュッフェ)が有名なのは知っていた。カジノと同じくいろんなホテルに名物バフェが用意されているらしい。

今回は宿泊したホテルからも近くシーフードとお肉のグリルが有名な「THE BUFFET at Wynn Las Vegas」へ向かった。ぶっちゃけちょっと良いところだ。帰国後、カードの支払額を見てぶったまげることになるがこの時はそんなこと知る由もなく、ここでお腹いっぱい食べてラスベガス観光を楽しむ気満々だった。そう、この旅は「制限しない」がマイルール。全力で楽しもう。

このバフェがあるウィン・ラスベガスというホテルはゴルフ場も完備、この時は知らなかったが「ル・レーヴ」という水中パフォーマンスのあるショーが見どころらしい。ホテルの建物も巨大で曲線的で美しかった。ものすごいリゾートだ。

バフェに到着したのは朝食ピーク直前の8時過ぎ。すでに数人の列があり、途中宿泊客が何組か優先で入場していたが実質15分くらいで着席することができた。バフェも形態としてはレストランなので、受付し入場すると担当のサーバーさん(ウエイターさん)がついてくれる。レストランの形態ということはチップも発生する。

心のなかで胸に手を当て、宣言する。「制限しない」

それでは、対戦よろしくお願いします。

着席。天井がガラス張りの半テラス席に案内された。飲めるドリンクによって料金が違うらしい。僕らはアルコールなしの一番普通のコースをお願いした。

正直ビールが飲みたい気分だった。が、一日は長いので朝からアルコールを入れないでおいた。そして飲みたくなったらストリップに行けばいくらでもアルコールは売ってるし、カジノで売り子のねーちゃんをつかまえても良いしバーで飲んでもいい、という判断だ。

ということで先にサーバーのおばちゃんにソフトドリンクを注文しておき、気合を入れ料理を物色する。さぁ食べるぞ食べるぞ。

とりあえず一周する。このバフェはやや値段が高いものの時間制限はないので実質お得なのかもしれない。おいてある料理はすべて上等、口に合う美味しいものばかりだった。

ピザ。

ポロアサド、カルニタス...ロースト系のコーナーか。カルニタスってメキシコ料理屋にもあったし、アサドもメキシコ料理屋にあった。メキシコ英語なんてものがあるのかしら。

グリル系。このバフェの名物グリルがここにあるはず、なのだがこの時間帯はなかった。グリル焼いてくれる黒人男性(めっちゃいい人)に聞いたら「俺もわかんないんだよー」と言っていた。

逆サイドから。特にグリル系のメニューは豊富だったように思えます。ディスニー映画に出てきそうなぐるんぐるんのソーセージ。これはあんまり口に合わなかったです。

シーフード。スシが輸入される前も生サーモンはよく食べられていたそうだ。右にあるのは半茹でシュリンプの山。食べた感想は後でしっかりするが、このエビとスイートチリソースがこんなに美味いものだとは思わなかった。

SUSHI。うなぎはうなぎと表記されるらしい。ちゃんとわさびとガリが置いてあります。わさびを山盛りで持って行く人が多かった。これも後でしっかりレビューする。大丈夫だ、ちゃんと美味しかった。

一皿目。ピザ、ポークステーキ、ポテトのグリル。

ピザは食べたかったよね!最初に持っていこうと決めていたんだ。グリルコーナーの黒人男性にポークステーキを切り取ってもらったとき、軽くウインクしてくれた。えへへ。

ピザは想像通りの美味さ。全世界共通でうまいな。耳がカリカリクリスピーで美味かった。ポークステーキもこのソースがちょっと薬草臭いけど全然おいしい。肉がうまいよ肉が。午前9時に食う肉はうまい。気が狂いそうだ。ポテトも美味かった。やっぱ素材。

ドリンクはアイスティーと炭酸水をもらった。まだまだ全然いける。

2皿目。マカロニサラダ、スクランブルエッグ、カリカリベーコン、マカロニチーズ。

このマカロニチーズというものを一度食べてみたかったんだ。アメリカ人の子供は日本人の子供がカレーライスをガツガツ食うみたいにマカロニチーズをガツガツ食うらしいじゃないか。味は「マカロニチーズ」という名前通りだったが普通に口にあった。ややこってりしているか。ブラックペッパーでアクセントを付けたくなる味だった。

僕は何度でもそして永遠に言い続けるが、卵が本当にうまい。味が濃い。最高。まる。

3皿目。スシロール、生サーモン、シュリンプカクテル。

エビ美味い!日本のエビよりちょっとでかいんですよ。だから1匹でも口の中にぶりんぶりんと弾けて美味い。このスイートチリソース売ってくれ。まじで最高に美味かった。

スシロールは僕たちの思っている以上に魔改造されていた。恵方巻きの時期にとんかつとかエビフライ挟んだ巻きずしとかスーパーで売ってるじゃないですか。もっとすごかったです。あとやっぱりソース文化があるのか、マヨネーズ系のソースはいろいろ混ざっててソースなのか具材なのかわからないくらいのがぶっかけてあるんですよね。

普通に美味しかったですよ。ぶっ飛んでるけど、その方向は間違っていない。日本の寿司は太平洋を超えアメリカのSUSHIになったのだ。

そろそろしんどくなってきた4皿目。中華もありました。焼売、春巻き、チャーハン、中華の方の焼きそば、キムチ。

普通に美味しいです。チャーハンはご飯が良くなかったけど味は普通に美味しかった。っていうか何でもあるな。中華は世界中どこに行っても間違いないのかもしれない。ある友人がイギリスに行ったときにどうも食事が合わなくて、ホテルのフロントに聞いたら中華料理を勧められたという話を思い出した。

 

そろそろお腹いっぱい。

この記事を書いていて「あれ、こんなもんだったっけ」と思ったが一皿がでかいんだ。この時点で1時間半くらい食べてるからな。

このあとはホットコーヒーを飲みながらスイーツコーナを物色。流石に写真手前のパン系は入らなかったのでアイスクリームをいただく。

イースターの時期だからか、うさぎちゃんと卵のケーキがおいてあった(展示用)

写真右にあるのがアイスクリームのコーナー。20種類くらいのアイスが円形のルーレットみたいなケースに入っていて、スイーツのおばちゃんに「これちょーだい」と言うとルーレットをくるくる回してお目当てのアイスを取ってくれるのにわくわくした。子供か。

アイスクリームも美味しかったな。こういう良いレストランって多分アイスとかも良いやつなんだと思う。そして何度もいうが牛乳が美味しいんだと思う。

ふー、お腹いっぱいだ。だんだんと混んできたのでコーヒーをおかわりして退席。ちなみにコーヒーも上品で美味しかったです。

総評としてはめっちゃ美味しかったです。本当にここまた来たい。僕がお勧めする必要もなくgoogleの評価も当然高いのですが、サーバーさんたちやグリルの黒人男性、スイーツのおばちゃんなどスタッフが丁寧で素敵でした。みんなラスベガスで働いて生活しているんだ。

英語苦手でもバフェスタイルなら食べたいものを食べれるしね。

そしてカクテルシュリンプがめちゃめちゃ美味かったです。やっぱ1匹がでかいのがもう、口の中ぶりんぶりんばんばんで最高の美味さでした。

将来の夢としてこのバフェがあるウィン・ラスベガスに何日か宿泊して、ゴルフ、リゾート、観光とこのバフェに来て食い倒れるという日を設けたい。なんて思いました。

対戦ありがとうございました。最高のバフェでした。

 

さてこの後は昼間のラスベガスを観光し、お土産を買い、午後からは再び日本人ギャンブラー「パパ」と合流しカジノ三昧をして過ごす。

ラスベガス編も折り返しているがまだまだ書きたいことがあるし、この日の夜にラスベガスの闇が向こうから近寄ってくる事件も発生する。帰国した今となっては無事でいることが当たり前だが、その瞬間はちょっと怖かったんだ。

これからの話もお付き合い願いたい。