漫画「ジャイアントキリング」を一気に借りまして、今一気に読んでいます。
すごい漫画です。
・地元に「クラブチームがある」ということ
東京浅草が本拠地のクラブチーム「ETU」監督に就任した主人公 達海猛(通称タッツミー)(35歳)。若くして現役引退した理由はまだ明らかになっていませんが(今13巻くらいなので)、タッツミーの破天荒な雰囲気と目指すチームに選手だけでなくフロント、地元サポーター、運営チーム、広報、番記者など、クラブを構成する人々が一つになっていきます。
タッツミーが語る勝負事の面白さは「弱者が強者を倒す(GIANT KILLING)」こと。
僕が一番感動したのが、まずこの「クラブチームの運営・監督業」に焦点を当てて、クラブってこうやって構成されているんだ、地元との関係性ってこうなってるんだ、っていう「クラブ全体の雰囲気作り」に着目したところ。
「このチームが好き」っていう気持ち=その街が好きっていうくらいの愛着が生まれてきます。「サッカーは11人でやってるんじゃない」っていう言葉、僕はサポーターが12人目だ~って理解だったんですが違うんです。サポーターはもちろん、フロントもGMも、クラブ全部の雰囲気が試合の勝利に繋がっていくんだそうです。
今まで「シュート」とか「ホイッスル」とか、サッカー漫画はそれなりに読んできたんだけどジャイアントキリングが一番、感動するポイントが多いです。
実在するJリーグのチームがモデルになっていて、リーグ戦・カップ戦とストーリーが進んでいきます。各チームの監督、エース、選手とのやりとりも含めて、Jリーグの雰囲気が伝わってきます。シーズンでは相手チームだけど移籍によって来季は味方になるかも、とか、A代表登録されている選手の役割なんかもとてもよくわかる。
新潟は「アルビレオス新潟」として(ささやかに)登場します。マスコット「ハクチョン」も当然アルビがモデル。(この頃はJ1だったから...)
記事書いてる途中にもう一冊(14巻)読んじゃった。タッツミーの現役時代に話に入ってきましたね。他チームの熟練監督にはいろいろ見抜かれているようです。
ここで登場してきたのがスカウトの存在。変わり者で優秀なスカウトマン。っていうかこのチームなかなか粒ぞろいなんじゃないでしょうか...。
今56巻(くらい?)まで出てるらしいジャイアントキリング。こらからクラブチームの話だけじゃなく、A代表や国際試合についても掘り込まれていくはずなのでこの機会に一気読みして楽しみたいと思います。
そしてフットサルのモチベーションをあげていこう。
大学時代のサッカー友達に「君は読んだほうがいい」とおすすめしたら「8年前から読んでるよ」と言われてしまいました。ぐぬぬ。