よねろぐ!

新潟県上越市で活動中のサポートドラマー。音楽から超どうでも良いことまで幅広くカバー。美味しいものはすこしだけ。

ユリイカ!(日記36)

 映画「インターステラー」を見ました。感動、感動、アンド、感動。

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 3回泣いた。

 いやはや素晴らしい映画です。アルマゲドンに時間のズレや重力といった宇宙の旅っぽさを足した感じ。そしてその奥にもっともっと、大切なメッセージが込められています。

 詳しいストーリーと解説はこちら。とってもわかりやすいので引用させてもらいます。

【ネタバレ解説】映画『インターステラー』に隠されたテーマとラストの意味 | FILMAGA(フィルマガ)

 

 ここでは僕の琴線に触れた部分を書いていこうと思います。

 

・異次元からのメッセージが本棚に。宇宙に導く「彼ら」とは一体..

 地球の活動がおかしくなり砂嵐が日常的に発生するようになってしまった近未来。疫病により作物が育たなくなって食料不足。世論は科学技術より農業の充実を目指し、都合の良い様に教科書を変えていく。そんな時代。

 主人公(クーパー)の娘の部屋に「メッセージ」が現れ始めます。その中には宇宙開発を放棄したため表向きは解散したはずのNASAの研究施設を示す座標が。

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 (↑重力が一定でなく砂埃が線上に山になっている。これがメッセージ)

 

 元宇宙飛行士であるクーパーはこれを「導かれた」「自分が選ばれた」と思い宇宙へ旅立つのですが、娘が解読した別のメッセージは「STAY(留まれ)」

 

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(ここだけ見たらKillswitchiengageみたいだな。本棚で異世界と繋がって出会うって。)

www.youtube.com

 

 この異次元のメッセージ。誰が、誰に宛てたものなのか。

 メッセージの送り先はこの部屋でなければいけなかったんです。

 

 

・ジョークがうっとおしい有能ロボット。変形もあるよ!

 施設の警備から宇宙での活動の支援までこなすこの墓石みたいなロボットがめちゃめちゃ有能です。 

 

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 どうやって動くの?

 うっわ動き遅っそ

 え?は?

 ハァッ!?!?!?!?

 っていう変形の仕方をします。これ考えた人すごい。

 星での活動支援から宇宙船の操縦までなんでもできます。最後には自己犠牲も。心打たれます。

 最後の最後まで有能です。

 

 

・宇宙空間とかコックピットの近未来さとか、映像的にとてもキレイ

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 カメラが宇宙船の外に固定されているっぽく撮られているシーンが多く使われていて、宇宙船の回転に合わせて強めの太陽光と影が動くのがそれ(本物)っぽいです。現代的なカメラワーク。

 あと降り立つ星のリアルさ。自然環境が特異すぎるのがリアル。水はあるんだけど、大気はあるんだけど、ね。

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 全体的に映像がキレイですほんと。CGがCGしてない。

 

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 ブラックホールもあるぞ。

 

 

・宇宙でもやっぱり強そう!マット・デイモン迫真のアクション(なお)

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 マット・デイモン(右)

 ガタイがアメフト選手みたいだな。

 宇宙探索の先遣隊で優秀なリーダー、優秀な科学者として登場するマン博士役です。アクションシーンもあります。うーん、まぁ難しいと思うんですよ。一人で、調査して、ね。

 

・曲がすごい

 YouTubeにライブがあったので貼っときます。壮大。

www.youtube.com

 

 

・愛の勝利じゃよ...

 旅の終盤。アメリアが愛したエドマンズの星に行くか、優秀と名高いマン博士の星に行くか選択するシーンで、アメリアのセリフがぐっときました。

 

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ええ…。正直な気持ちに従いたいの。私たちは理論に縛られすぎていた。

愛は観察可能な力よ。何か意味がある。

愛には特別な意味がある。

私たちはまだ理解していないだけ。これは手がかりなのかも。

10年も会ってない人に銀河を超え引き寄せられている。おそらくもう死んでいる人に。愛は私たちにも感知できる。時間も空間も超えるの。

愛が未知の力でも信じていいと思う

 

「言わせてもらうが...間違ってる...。」

 

 結果的に、マン博士の星に行くのですが、マン博士が送り続けた信号と星のデータは実は...。

 

・最後はハッピーエンド、なのか?

 アメリアが向かったエドマンズの星。ヘルメットを外しているところを見ると、移住可能な星のようですが、エドマンズは...。

 エドマンズがそうした様に、アメリアはこの星で信号を送りながらずっと待つことになります。

 でもきっと、クーパーが助けに来てくれるのだろうと、そういう描写で終わります。長い長い時間がかかるようです。

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 とにかくすごい映画でした。重力が時間に影響する、という物理法則はイマイチよくわかってない(頭悪い)けど、それでも十分感動できるし引き込まれます。

 宇宙に行った人と地球にいる人の時間にズレが生じていく話は新海誠の「ほしのこえ」みたいだな。物理的に遠くにいるし、年齢もずれていくっていうのはなんだかとーーーっても切ない気持ちになります。なんだか妙な現実味があって。

 

 膨大な広さの宇宙でギリギリの選択を迫られたとき、「会いたい」という愛情が最善の答えに繋がる、これがとても大切なメッセージに思えるんです。アメリアの言うように、過去の人や死んだ人を愛すことができるのは、愛情が時間も空間も超えることができる証拠なんでしょうね。

 

 エドマンズの星は移住可能だった。

 この事実が尊く思います。