僕のアナザースカイ、糸魚川。昨日のブログの続きでございます。
二日目。
「よねじ君のいびきがなかなかで眠れなかったよ」と言われて目覚めた日曜日の朝。深夜に鼻をつままれた記憶があります。泊まったのは昨晩ライブしたひすいの海。民宿でもあります。
昨晩のヒレ酒のおかげで僕はぐっすり眠ったので再びアップルパイおーともさんと共にこの日の会場、糸魚川魚市場へ。
すごーい。港だ。漁港だ。
ぼくのなつやすみに出てきそうな漁港。内海の凪、カモメの群れ、磯の香り。
海岸パタとは違った「商い」の雰囲気がする漁港。そこのお祭り「さかな祭」はまさに「さかな祭」でした。あいつらメジャーな海水魚。
すごい人だ！そして魚だ。カニもエビも、マグロも、太刀魚も。なんでもあるぞ。
生きてるタコもいたし、お刺身も、加工食品も、全部美味しそうだ。
そうそう、これこれこういうの。いつか熱海に行ったときに「海産物土産物屋！」ってところ寄ったんだけど、そこは、干物とか、塩漬け、とか。まぁわかるんだけどさ。そういうんじゃないんですよ。
この日はお祭りっていうのもあるんだろうけど、この活気ですよ。とっても楽しかった。普段せりとかするんだろうなってところにお魚がたくさん並んでいて、みなさん元気が良い。
そして価格を知る。安い。ザルに鯛（系のやつ）と、サバ（かアジ）と、ブリ（系のこぶりなやつ）が乗って、7～800円とか。試食コーナーに無限湧きするマグロの刺し身。アナウンスで流れる「エビ汁先着100名無料」の声。格安スタートの素人競り体験。
...バグってんのかこの街は（褒めてる）
始まるマグロ解体ショー。すごーい！テンションが上がる。解説付きで解体されていくマグロ。重量当てクイズもありました。30㌔なんだって。
カマと、頭と、中落ちたっぷりな背骨が破格で売られていました。もう少し待てば切りたてのお刺身も買えたかもしれない。
僕は知ってるんです。こういう時、ファーストペンギンの使命感でつい手を上げてしまいそうになるんだけど「こんなガチなマグロの部位持って帰っても調理できるの？」という疑問が我が家にあることが。きっと美味しいんだろうなぁ、でも調理できないなぁ、というジレンマ。思い出だけ持って帰ろうね。
で、僕とおーともさんはこの祭を楽しみに来ただけじゃないんです。忘れてた。すっかりただの観光客になっていた。
この日はご当地バーガーの応援ライブをしに来たのです！
糸魚川発、パクチー翡翠バーガー！すごいぞ！ご当地バーガーの日本4位になったそうです。知ってるかい？
アップルパイおーともさんがこの翡翠バーガーの応援ソングを手がけたので、僕はそのレコーディングをお手伝いして、実際の店頭ライブもやっちゃったってわけです。キャッチーでいい曲だよ。知ってるかい？
パクチーマシマシ可。翡翠の緑が際立つ色合いが良いです。ドレッシングソースが美味い。ドレッシングと中身のカツ、トマトと、揚げ麺の相性がめちゃ美味い。野菜によく合う味付けです。カツはなんだろう、メンチカツっぽいけどお肉だけじゃないあっさり感ありました。鶏肉か。
水分と油分がちょうどよくパンに染み込んで美味い。そしてパクチー。正直あんまり食べ慣れないパクチーだけど美味しく食べられました。縦に大きいのでぎゅっと潰してから食べたほうが良かったかもしれない。
お店の前で翡翠バーガー応援ライブしてきました。まさかの2ステージ。本当におーともさんどんな環境でも手を抜かないなぁ。
子供とか、隣のお店の方とか、数人ですが楽しんでくれてたっぽいです。曲の途中でいくつか売れてたのでミッションコンプリート。やったね。
お隣のお店の方から甘エビの揚げ物もらっちゃった。歯茎にダイレクトアタック。本当に甘エビ美味しいですね糸魚川。
あ、海洋高校の生徒さんが売ってたスルメの天ぷら美味しかったです。柔らかくて。
マグロのお刺身食べて、甘エビのフライ食べて、スル天食べて、翡翠バーガー食べて。かなりお腹いっぱいでした。満足。
2日に渡って糸魚川満喫しました。本当に楽しかった。
僕のいびきで眠れなかったおーともさん今井ブラザー両氏、この場を借りてお詫びしておきます。
しかし、本当に好きだなこの街。糸魚川。仕事帰りの夕暮れ時、ちょうど糸魚川の方に夕日が落ちていくのが見えて、とっても感傷的になるんですよね。それくらい好き。
あとこのブログでも多分一番取り上げているエピソードは糸魚川での出来事だと思う。人がいいのよ、糸魚川。いろいろ受け入れてくれる優しくて陽気で気さくな人が多いのよ。
だから都会に住んでる人でもし辛いことがあったらば、僕はぜひ糸魚川に来てほしいと思う。
何も考えないで海岸線を散歩して、日本海に沈む夕日を眺めて、
夜になったら駅前の居酒屋さんで美味しいお魚とお酒を楽しんで、陽気な人とお腹抱えて笑って、民宿の布団にくるまってぐっすり眠ればいい。
運が良ければ地元のお祭りがあるかもしれないし、心地よい音楽の生演奏がどこかでやってるかもしれないぞ。
そういう街の魅力ってなんだろうね。
何か惹かれる街なんだよなぁ。
